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理事長挨拶

メッセージ

社会福祉法人 青森県すこやか福祉事業団
理事長 本堂 一作

利用者一人ひとりの快適で豊かな生活とそこで働く職員の幸せのために

発生から4年越しの新型コロナウイルスは、昨年5月に感染法上の2類相当から5類に移行し、インフルエンザと同様の扱いとなりましたが、未だに散発的に発生しています。そんな中、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム国ハマスとの武力衝突が発生し、罪のない市民を巻き込み、目を覆いたくなるような映像が飛び込んできます。
人間は有史以来争いを繰返し、今回も核の使用をちらつかせ緊張を高めています。
くしくも核開発の成功とその後の苦悩を描いた映画「オッペンハイマー」が、米国に続いて唯一の被爆国である日本でも上映中です。
人間の未来はどうなるのか、心配が先立ちます。

さて、令和6年度がスタートし、4月1日から21名の方が新たな職員として仲間入りいたしました。私たちは新たな仲間を大歓迎いたします。
初心を忘れず、自身の成長を信じで頑張っていただきたいと思っております。

当法人では、令和5年度から7年度までの基本計画を定め、今年度は2年目に当たりますが、その根底に流れるものは「利用者一人ひとりの快適で豊かな生活と、そこで働く職員の幸せ(well-being)」の実現です。日頃の利用者さんとの関がりの中で、先ずは職員自身がwell-beingの状態になければ良い対人援助はできないと考えています。

各事業所では、エルダー制度により新採用職員のOJTに努めておりますが、新採用者アンケートで“知識・技術の指導以上に、自分のことを気に掛けてくれている安心感があった”という意見が多く、これからも「心理的安全性」の高い組織づくりに努めてまいります。

職員が同じベクトルで活発なコミュケーションを交わし、そこで生まれたアイディアをカタチにしていくこと、勿論失敗もありますが、それもポジティブに捉えしっかり蓄積することで新たな専門性が生まれると考えています。
これ等の積み重ねが、私たちが目指す「利用者さんの快適で豊かな生活と、そこで働く職員の幸せ」につながると確信しています。

今後も引き続きこれまでと同様のご指導、ご鞭撻、そしてご理解とご協力を賜りますことをお願い申し上げます。

令和6年4月  本堂 一作